世界に一つの花

     

   

   

世界に一つの花〜私は・僕はデザイナー    (K開発題材)

こんなお花が「あったらいいな。

にじみを使って表現してみよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

水彩絵の具の使い方は、大きく分けて二通りあります。

@水をたくさん使って下地の色を生かして彩色する方法です。 つまり、まるで薄い色セロハンを重ねるように塗り重ねたり、水をたくさん使ってにじみやぼかしをしたりして彩色する使い方です。白い画用紙に描くときに効果的な使い方です。(透明水彩画に似ています。)

A水をあまり使わないで、いた地の色を覆い隠しながら塗り重ねる方法です。つまり、まるで色紙を上に重ねて貼っていくように力強い表現ができます。色の濃いものの上に塗り重ねる時に効果的な使い方です。(不透明水彩、ガッシュ、ポスターカラーの描き方に似ています。)

 上記の二通りの描き方を使い分けることで、表現の幅がぐっと広がります。

 これらの描き方を学ぶために開発した題材です。はじめに八つ切りの白画用紙に@の方法で描いた後に、それを四つ切の色画用紙の台紙に貼り、その周りにAの描き方で描いていくことによって、@とA両方の描き方で作品を作ることができます。

■この題材で育てたい主な力

 @ デザイン力

   色彩を考えながら、二種類の用紙を選択し、それを効果的に組み合わせ、表現しようとする力。

 A 水彩画の技法

   ア)水をたくさん使って下地の色を生かして彩色する方法

     絵の具の白と黒は使わないで、水をたくさん含ませながら彩色する。

   イ)水をあまり使わないで、いた地の色を覆い隠しながら塗り重ねる方法

     絵の具の白を効果的に混色し、水をあまり含ませないで下地を覆い隠すように描く。